勃起の仕組みとメカニズムを徹底解明

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勃起の仕組みとメカニズム

 

EDを理解するためには勃起の仕組み・メカニズムを知っておくことも大切です。

 

 

こちらでは、勃起の仕組み・メカニズムを解説していきます。

 

 

ペニスの構造

ペニスは、海綿体が血液を吸って膨張することによって勃起するということをご存知の方も多いかと思いますが、実は海綿体には、左右で1組の陰茎海綿体とその下を通る1本の尿道海綿体の計3本があります。

 

 

勃起に関係してくるのは、陰茎海綿体です。

 

 

海綿体自体は、毛細血管が無数に集まってできたスポンジ状の組織で、その周囲を分厚い「白膜」で覆われています。

 

 

平常時(勃起していない時)には、陰茎海綿体に通じる血管や平滑筋が収縮した状態で、血液の流入を防いでいます。平常時でも血液の流入はありますが、それは主に毛細血管を通して、ペニスに栄養や酸素を運んでいるのみになります。

 

 

ちなみに、このペニスの毛細血管はカラダの中で一番細い血管であるため、動脈硬化などの血管障害の兆候は、最初に勃起力に現れます。

 

 

勃起には2種類ある

勃起は2種類に分類されます。

 

 

1つは、「中枢性勃起」といって、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、想像により性的興奮を掻き立てられ、大脳が興奮することによって発生する勃起。

 

 

もう1つは、「物理的勃起」「反射性勃起」といって、ペニスへの接触や、乗り物に乗ったときに微妙な振動を受けたりするなどの、ペニスや下半身への直接的な刺激で発生する勃起です。

 

 

ここでは、中枢性勃起に焦点を当てて説明します。

 

 

中枢性勃起

男性が性的刺激を受けると、まず大脳皮質にある中枢神経が興奮し、その情報が脊髄神経を通って勃起中枢へと伝わり、陰茎海綿体内の神経へ到達します。

 

 

ここで需要な役割を果たすのが、自律神経です。

 

 

自律神経とは

自律神経は、自分の意志とは無関係に働く神経で、血管系・消化器・内分泌腺・生殖器などの機能を促進または抑制し調節する役割を負っています。

 

 

自律神経は「交感神経」と「副交感神経」からなり、常に正反対の動きをしています。

 

 

つまり、交感神経が強く働いているときには副交感神経の働きが弱くなり、副交感神経の働きが強い時には交感神経は弱くなります。

 

 

交感神経と副交感神経の役割

一般的に、交感神経の働きが活発な時、人間は緊張状態にあります。ストレスを感じているときなどはまさに交感神経が活発になっています。

 

 

一方で副交感神経が活発な時、人間はリラックスしています。心の許せる仲間と一緒にいたり、好きなことを思う存分やっていたりするときなどは副交感神経が強い傾向にあります。

 

 

男性が性的刺激を受けたときに、交感神経の働きが強い時には脳が受けた性的刺激の情報がうまく伝わらず、逆に副交感神経の働きが強い時には性的刺激の情報はよく伝わりやすいです。

 

 

勃起の仕組み・メカニズム

性的刺激を受けた脳から脊髄を通ってきた情報は、股間近くの仙髄にある勃起中枢が受け取ります。

 

 

勃起中枢はその情報をもとに、陰茎海綿体に信号を出し、陰茎海綿体内で一酸化窒素(NO)が放出され、血液や筋肉を刺激することでサイクリックGMP(cGMP / サイクリックグアノシン1リン酸)が増加します。

 

 

サイクリックGMPはいわゆる体内で生成される血管拡張剤です。

 

 

このサイクリックGMPが増えることで、「陰茎深動脈」という血管と、バルブのような役割を果たしている「螺行(らこう)動脈」という血管が緩み、さらに陰茎海綿体の入り口で血液の流入を防いでいる平滑筋も緩みます。

 

 

血液が大量に流入することで海綿体が急激に膨張し、白膜と海綿体の間を通っている静脈が道をふさがれることで海綿体内の血液がペニスにとどまり、勃起が完成することになります。

 

 

海綿体の外側を覆っている白膜には膨張余地はあまりないため、陰茎海綿体は血液が流れ込んで膨張するも、白膜でその膨張は抑えられ、海綿体中の血液の密度が高くなり、非常に硬度を増していくのです。

 

 

勃起を阻害する酵素がある

陰茎海綿体には、サイクリックGMPを分解してしまう「PDE(ホスホジエステラーゼ)5」という酵素も大量に存在するため、PDE5の分解スピードを上回る量のサイクリックGMPが生成されることで勃起力が高まります。

 

 

また、射精したり、性的興奮が治まってくると、サイクリックGMPの生成量が少なくなってくるため、PDE5が次第にサイクリックGMPを分解し、平滑筋が収縮し、勃起が収束します。

 

 

ちなみに、射精後は交感神経の働きが活発になり、性的興奮が急激に失われ、いわゆる賢者タイムに突入します。

 

 

まとめ

性的刺激から勃起の完成までを簡単に示すと以下の通りとなります。

  1. 性的刺激を受ける
  2. 大脳皮質にある中枢神経が興奮
  3. 情報が脊髄を伝わって仙髄にある勃起中枢に到着
  4. 勃起中枢から陰茎海綿体の神経に信号発信
  5. 陰茎海綿体内で一酸化窒素(NO)放出
  6. サイクリックGMP生成
  7. 平滑筋などが緩み血液が陰茎海綿体に流入
  8. 陰茎海綿体が膨張し、白膜との間にある静脈が圧迫して血液の出口をふさぐ
  9. 勃起の完成

 

朝立ち 〜実はもう1つあった勃起のメカニズム

 

男性なら誰しも朝立ちを経験したことがあるはずです。しかし、朝立ちって、就寝中に繰り返している「夜立ち」の最後の1回であることをご存知ですか?

 

 

朝立ち、夜立ちは、正式には「夜間勃起現象」と呼ばれる生理現象で、就寝中のレム睡眠時、つまり眠りが浅くなった時に発生する勃起現象です。

 

 

たまたまレム睡眠に差し掛かっているときに目覚めると、朝立ちしていると感じることができます。

 

 

夜間勃起現象と朝立ちの仕組みについて解説していきます。
(参照:wikipedia「朝立ち(生理現象)」

 

 

夜間勃起現象の目的

夜寝ているときに勃起を繰り返す理由は、定期的に海綿体内にフレッシュな血液を送ることで、ペニスの筋肉や血管の健康を維持し、勃起力をメンテナンスするため、および、ストレスを解消するためと考えられています。

 

 

レム睡眠とノンレム睡眠

人間は就寝中には深い眠りのノンレム睡眠と浅い眠りのノンレム睡眠を交互に繰り返しています。ノンレム睡眠は就寝直後が一番深く、朝が近づくにつれ次第に浅くなっていきます。

 

 

レム睡眠は身体が休んでいるが脳が活発に動いている状態、ノンレム睡眠は身体も脳も安いんでいる状態で、夜間勃起現象はレム睡眠時に発生します。

 

 

朝の目覚めは睡眠が浅くなったレム睡眠と重なることが多いため、最後の夜立ちが朝立ちとして認識されることが多くなります。

 

 

就寝時の勃起時間は意外と長い

レム睡眠は一晩に90分サイクルで4回ほど訪れ、夜立ちは合計で最長2時間ほど、全睡眠時間の20%〜40%程度発生しています。

 

 

エッチな夢を見て勃起している?

夜立ちにしても朝立ちにしても、勃起しているときにはエッチな夢を見ていると思われがちですが、これらは性的な興奮や性的な夢とは関係なく発生します。

 

 

勃起が起こるのは、自律神経への刺激が原因であり、レム睡眠中に交感神経と副交感神経が目まぐるしく切り替わっている中で勃起中枢が刺激され勃起が発生するのです。

 

 

ペニス増大は夜間勃起現象のおかげ?

赤ちゃんの頃から成人男性の体になるにつれてペニスの大きさも大きくなりますが、これは成長期に夜間勃起現象が毎日発生しペニスに膨張圧力が加わることによって大きくなると考えられています。

 

 

毎日2時間程度の勃起現象を知らないうちに体験していることを考えれば、チントレなどで大きくしようとしているのはいかに無意味かがわかるでしょう。

 

 

朝立ちでED診断

夜間勃起現象はEDのタイプを診断するのに利用することができます。夜間勃起現象を確認できれば器質性ED(血管障害などの肉体的損傷が原因)で、夜間勃起現象が確認できなければ心因性ED(ストレスが原因)と判断することができます。

 

 

以上、勃起の仕組みについて解説しました。

 

 

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